おせち料理では、正月に食べるという意味もあり、めでたい言われのある料理が好まれます。王道の料理として、栗きんとんがあります。昆布巻や伊達巻、かまぼこなどと同様に口取りという位置づけになります。ほくほくした栗と甘いサツマイモのあんを混ぜていますので、とても甘く、料理と言うよりも、お菓子のような感覚を持って食べられる人も多いです。
栗きんとんがめでたいと言われる根拠は、まず色が金色であるということです。漢字で書きますと、栗金団で、栗の黄金の団子と言う意味です。栗そのものが、従来から高級な食材と言う意味を持ち、昔から縁起の良い食べ物とされています。金運や勝負運のイメージが強く、財産をもたらす料理という位置づけです。
商売繁盛、家庭の繁栄などのために、おせち料理では欠かせない料理の一つです。また、勝負運につきましては、勝ち栗と言う言葉があるように、武士の時代には、縁起物として食されてきたものです。一から全てご自身で作ろうと思いましても、キレイな栗を調達することがそもそも難しいですし、サツマイモのあんを作ることがとても大変ですので、出来上がった栗きんとんを購入する場合が多いです。たくさん食べたいと思う人もいますが、とても価格が高く、大量に購入することは難しいです。
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